私たちは日々、多くの役割を生きています。マネージャーとして、母として、妻として、あるいは親の娘として——それぞれの立場で最善を尽くそうと奮闘する中で、「女性であること」を意識する瞬間は意外と多くはありません。それでも、社会の中で女性が直面する課題は確かに存在しています。
今年の国際女性デーのテーマは「Accelerate Action（行動を起こす）」。このテーマを胸に、私は同僚の女性を集めてパネルディスカッションを行いました。そこで浮かび上がったのは、現代の働く女性たちは皆、自分自身に対して日々奮闘しているという事実でした。
キャリアと人生の間で揺れる葛藤
ディスカッションの中では、多くの女性たちが自身の限界への挑戦、仕事と生活のバランス、そして社会や家族の期待に応えようとする努力について語りました。彼女たちは「人の役に立ちたい」「自分を磨き続けたい」という強い意志を持っていますが、それが時にプレッシャーとなり、疲弊に繋がることもあります。
一方で、テクノロジーの進化や情報の増加により、女性たちが選べるキャリアの幅は格段に広がっています。企業もまた、女性の活躍を支援するために採用やキャリアサポートを積極的に推進しています。しかしながら、こうした取り組みがまだ十分に機能しているとは言えない現状もあります。サポート体制が脆弱で、まるで薄氷の上を歩くような不安を感じる場面も少なくありません。
支え合うことで生まれる力
全員が共感したのは「周囲からのサポートの大切さ」でした。キャリアを築く上で、信頼できる仲間を持つことや相談できる環境があることは大きな力になります。助けられた人が今度は助ける側に回る——その循環が、社会全体の土台を少しずつでも強固なものにしていくのです。
パロアルトネットワークスの取り組み
私たちパロアルトネットワークスでは、3月を「Power of Women Month」とし、夢を実現するための小さな一歩を踏み出せるように、以下の通り女性のキャリアを応援する様々な活動を行っています。
- パネルディスカッション：経験を共有し、共に学び合う場
- SNSキャンペーン：「Empower」をテーマにした投稿を発信
- キャリアウェビナー：女性が活躍するための具体的なアドバイスを提供
- ビジョンボード作成：自身の夢や目標を可視化
等
女性たちが何かを諦めることなく、夢を叶えられる未来。それは決して遠いものではありません。大切なのは、一人ひとりが行動を起こし、支え合いながら共に歩んでいくこと。
その未来を信じて、最初の一歩を踏み出しましょう。